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エッセイ・食べて笑って7・フランス人の女の子がやって来た!

約 3 分
エッセイ・食べて笑って7・フランス人の女の子がやって来た!

今年の一番の我が家のニュースは、三か月間、フランスから留学生の女の子がホームステイにやってきたことです。

フランス・ロレーヌ地方出身の16歳の女の子。家族全員どんな子がやってくるのかワクワクしていました。やってきたのは、ポケモンとジブリが大好きな少しオタク系のチャーミングなインドアガール。趣味はカメラで、暇さえあれば、愛用のニコンを持ち歩いて鵠沼や七里ガ浜のビーチで写真を撮っています。最近では、単焦点レンズを買って、虫好きを生かして、カエルの顔や、クモの足の毛が見えるほど超アップの写真を撮っています。

私の料理教室の時も、たくさん写真をとってくれるので、とても助かりました。

 

さてそんな彼女。もう一つの趣味はお料理。2月、フランスでは「クレープの日」“ラ・シャンドレール“という日があります。

 

黄色くて丸いクレープに太陽の形を重ねて、待ち遠しい春をお祝いするこの日は、朝ごはんも、昼ご飯も、夜ご飯も!いろんなクレープを食べるそうです。

彼女も張り切って作ってくれました。

まずは生地作り。手元には彼女のスマホ。ざっとレシピ分量に目を通すと、小麦粉も、砂糖も目分量。そのへんにあるカップで適当にざっと一杯。バターも良い加減にぽいっ。生地を混ぜたらすぐに焼き始めます。生地は30分置いてなじませるんじゃなかったっけ~?なんてのは勝手な老婆心。大好きなユーチューブの音楽をテレビでかけながら(ユーチューブと我が家のテレビを接続させる事が出来るなんて彼女が来るまで知らなかった!)ちゃっちゃか次々に焼いてくれて、美味しいクレープがたんまり焼きあがりました。フルーツどっさり、クリームどっさり、一回目は甘いクレープ、二回目は、チーズとツナとレタスでしょっぱいクレープ。家族全員4回は食べたかな?!この日は一日中、クレープを堪能させてもらいました。

 

この後、キッシュを作ってくれました。この時も、下生地と中身は一緒に焼いてあっという間に出来上がり。マヨネーズはフランスではいつも手づくりだよー!と、レシピなし、ぜんぶ目分量、よい加減。ただしマスタードはたっぷり。泡だて器を取り出す私に、い~らない!とフォークで混ぜて、ちゃんとマヨネーズを作ってくれました。どれも、テキト~に作っているのに、ちゃんと美味しい!

 

肩の力をぬいてお料理を作る彼女。「こうあらねば!」と思い込んでいた私の頭をゆるく解きほぐしてくれて、驚きの連続でした。クレープもキッシュもマヨネーズも生活にどっしりと根差しているお料理という感じ。たま~に「よいしょっ!」と腰をあげて作る感じでは、けしてない感じ。いいなぁ、素敵だなぁ、またしばらくぶりにフランスに行きたいなあと思ったのでした。

 

穏やかで心優しい彼女には、犬のルークもべったり。若いっていいなあ!えっ!これがこうなの?って彼女との生活はよい意味で驚きの連続です。

突然16歳の女の子のお母さんになってみるのも、本当に楽しい経験です。

About The Writer

堀池 美由紀
「ル・コルドン・ブルー」ロンドン校を主席卒業。

海外の料理を、日本の食卓に落とし込んで、近所のスーパーで手に入る食材でアレンジして再現するのが得意。「普通の主婦が誰でも再現出来る味」をモットーに、美しい盛り付けやシンプルなレシピには定評がある。
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