
英語名“かみそり貝“とは見た目そのもののネーミングですが、この貝の正体はマテ貝です。子供の頃、潮干狩りに行くと、たくさんの穴から”ニョキッ“と5cm程先の部分が伸びていました。捕まえようと引っ張るとサッと身を翻して土中に潜ってしまったマテ貝。
あの頃はアサリばかりで見向きもしませんでしたが、先日、懐かしさから思わず購入してしまいました。
イカのような弾力とホタテのようなお味は淡白で上品。磯の香りも楽しめてなかなか美味でした。
おすすめレシピ(レイザークラムのバジルソース)
さっと茹でてぬたにしたり、酢味噌和えにしたり。アサリと同様、汁物や炊き込みご飯に使うのもおすすめです。今日はソテーしてシーフードによく合うバジルソースをかけてみました。余ったバジルソースは焼いた海老やイカのソースに、またペンネとあえて、と活用してみてください。
[材料] 2-3人分
レイザークラム・・・・・・・6本
バター・・・・・・・・・・・大さじ2
白ワイン・・・・・・・・・・大さじ2
塩、こしょう・・・・・・・・適量
バジル・・・・・・・・・・・1束
にんにく・・・・・・・・・・2かけ
レモン汁・・・・・・・・・・大さじ1
塩・・・・・・・・・・・・・小さじ1/2
オリーブオイル・・・・・・・100cc
[作り方]
- レイザークラムは塩水でよく洗う。フライパンに焦がしバターを作り、レイザークラムを加えさっと炒める。白ワインを加え、塩、こしょうをして蓋をする。1分ほどで色が白く変ればよい。
- フードプロセッサーにバジルの葉、にんにく、レモン汁、塩、オリーブオイルを加えてピュレにする。
- 1)のクラムに2)のバジルソースを添えて頂く。
堀池美由紀による「ちょっとしたうんちく」と「調理のポイント」
ちょっとしたうんちく
アメリカではアラスカからカリフォルニア州まで広く分布しているレイザークラム。潮干狩りの旬は4-6月です。ビーチによっては専用の細長のスコップを貸し出すところもあるほど、ポピュラーなレジャーです。
調理のポイント
塩水(水カップ1+塩小さじ1の割合)に30分以上つけて砂抜きをします。殻をよく洗ってから調理しましょう。