
ロンドンからNYへ。主人の転勤に伴ってお引越し。子どもが出来る前の、マンハッタンでの数年間は、やりたいことをすべて挑戦出来た時代でした。アッパーイーストの自宅で行った料理教室。ほとんどの生徒さんがまだ20代から30代前半という若さ。プライベートでもご一緒に出掛けさせていただいたり、帰国した今も、つながりがある方もたくさんいらっしゃいます。
ものすごく不思議な出会いで、NYでやり手の料理家さんの下でアシスタントをしていたこともあります。ユダヤ系モロッコ人の彼女からは、レシピだけのとどまらず、生きた経営学も教えて頂きました。いつも私は「お人よしでお金儲けがへたくそ」とものすごく質素でお金に厳しい彼女には言われていましたっけ。
リンカーンセンターで160人規模のケータリングをさせて頂いたことも。ケータリングが盛んな国で、その現場を、シェフとして学んだ時期です。
サンフランシスコ・ケータリングカンパニー・ドリームクィジーン社長ダイアンとの出会いもこの頃。ダイアンや、シェフ仲間とは、今も家族同様のお付き合いが続いています。
フランス・リヨン郊外のサンテティエンへプチ料理残三昧!をしに出掛けたのもこの頃。
夫は、剣道、私は料理と好きなことに打ち込んだ素晴らしい日々でした。
暇を見つけては世界のあちこちに出かけていたのもこの頃。スーツケースに最小の荷物をまとめて、週末になると旅行へ。旅先では、現地のマーケットへ出かけて、現地の味を試すことが一番の楽しみです。