
ソフトシェルクラブを始めて食べた時の感動は言葉では表せません。姿そのまま揚がっている突飛さに一瞬たじろぎますが、頬ばった時の身の柔らかさ、“ジュワッ”と中から染み出る蟹の旨みは堪りません。
おすすめレシピ(ソフトシェルクラブの柚子ポン酢サラダ)
ソフトシェルクラブを天ぷらにし、サラダ風にしてみました。柚子ポン酢ドレッシングと共に召し上がってみてください。ビールが欲しくなること請け合いです。
[材料] 2人分
ソフトシェルクラブ・・・・・・2匹
紫玉葱・・・・・・・・・・・・1/2個
ベビースピナッチ・・・・・・・適量
揚げ油・・・・・・・・・・・・適量
炒り胡麻・・・・・・・・・・・適宜
<天ぷらの衣>
片栗粉・・・・・・・・・・・・大さじ1
小麦粉・・・・・・・・・・・・大さじ2
冷たい水・・・・・・・・・・・大さじ4
<柚子ポン酢ドレッシング>
醤油・・・・・・・・・・・・・大さじ2
柚子の絞り汁・・・・・・・・・大さじ1
鶏がらスープの素・・・・・・・大さじ1
水・・・・・・・・・・・・・・大さじ1
フラックスシードオイル・・・・大さじ2
葱の微塵切り・・・・・・・・・1本分
塩、こしょう・・・・・・・・・少々
[作り方]
- ソフトシェルクラブはさっと洗い、水気をよく拭き取った後、レモン汁1/2個分(分量外)をかけて30分置く。水気をもう一度よく取り、塩少々を振り、天ぷらの衣につけて中温で揚げる。
- ベビースピナッチ、スライスした紫玉葱の上に1)のソフトシェルクラブの天ぷらを載せ、炒りゴマをかける。柚子ポン酢ドレッシングの材料全てをよく混ぜたドレッシングをかけて食べる。
*フラックスシードオイルはヘルスフーヅショップの冷蔵コーナーで販売されています。
堀池美由紀による「ちょっとしたうんちく」と「調理のポイント」
ちょっとしたうんちく
ソフトシェルクラブとは脱皮直後の甲羅の柔らかい蟹のことです。東海岸では脚が青いブルークラブがよく食べられ、大西洋岸のニュージャージー州からフロリダ州にかけて棲息しています。その中でもチェサピーク湾産は特に有名です。成長するために脱皮を繰り返すブルークラブは、捕獲してから4日以内に食べないと甲羅が固くなります。マンハッタンのスーパーでは5-8月にかけて生きたブルークラブが店頭に並びます。
ポイント
必ず生きたものを購入します。購入時に下処理をお願いすると調理が楽なのでおすすめです。