
都内のとあるクリニックで月に一度、スタッフの皆様にお楽しみのお昼をご提供しています。院長先生の「食事は人をつなぐもの。クリニックのスタッフ同士の交流に」というお考えのもと、スタートしたランチ会。今年ですでに8年が経ちました。
敬愛する料理家の大先輩、私の父くらいのお年のM子さんと、二人で、せっせと50人分のお料理を作っています。お料理は毎回即興。レシピなし。その時に手に入る一番美味しそうな野菜の顔を、当日の朝見て決めます。月替わりのカレーとスープとお野菜はたっぷり10品くらい。
予算をとくには言われないので、事前にネットスーパーで買うものと、本当に欲しいものは、当日の朝、日本橋の某デパート地下で買います。これがまた最高に楽しい!眺めているだけで、普段は手が出ない食材も、試してみよう!と勇気が沸きます。
そして、作りながら、「わ!これ最高の出来!私って天才!」とM子さんと交わす会話です。(笑)自画自賛しながらお料理することが、とても大事だってこともこちらで学びました。
ドクター、ナース、検査技師さん、薬剤師さん、事務、受付の女の子たちがお昼時になるとダイニングスペースにやってきます。お料理はすべてビュッフェスタイル。食べたいものを食べたいだけ、召し上がって頂きます。
普段はバラバラで食べるメンバーが、一堂に会してのお食事は、笑い声が絶えず、皆さん本当に楽しそう。お料理って素晴らしいな!と思える瞬間です。本当に人と人を繋ぐんだなぁと。その月が終わると、次の月が待ち遠しい、世にも贅沢なお仕事です。